ブルゴーニュでは、2016年の収穫の大部分が霜で失われたため、2017年ヴィンテージに対する期待は大きいものでした。

2016年から2017年の冬は、ブルゴーニュの大陸性気候の特徴通りに寒く、霜が降りては溶けるのを繰り返すことで、その事が、土壌を膨張させて柔らかくし、有害な微生物を取り除きます。

3月は非常に穏やかな気温で、それはブドウ樹の早い成長を促しました。

4月に気温が下がり、下旬には凍りつくような低い気温になりましたが、この天候は予測する事ができたので、ブドウ栽培者達は夜明けに出動し、霜害を防ぐために麦わらを焚いて空気を循環させました。

5月末に早く速やかに開花し、夏は良く晴れ、非常に暑く、しかし定期的に少量の雨が降ったおかげでブドウの樹は順調に成長しました。最後の熱波が8月末にあり、ブドウの成熟は加速しました。

成熟の進んだ区画（一級フォラティエール、一級コンベット、特級シュヴァリエ・モンラッシェ）では8月29日に収穫が始まり、8月31日に軽い雨が降った後ものの、その後継続しました。マストの糖度は高過ぎず、酸は申し分無かったので、発酵後のワインが非常にバランスの良いものになることを確信しております。